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すべての人のワクチン接種へ「いかなる努力も惜しまない」 G20首脳宣言

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  テレビ会議形式で開かれた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)は22日、新型コロナウイルスで打撃を受けた世界経済の回復と雇用確保に向け「あらゆる努力を惜しまない」とする首脳宣言を採択して閉幕した。ワクチンの安定供給や債務返済の延期・一部免除など発展途上国への支援策も打ち出した。

 首脳宣言は、世界経済について「不確実性が高く、新たな感染拡大など、より大きな下方リスクにさらされている」と危機感を表明。感染防止が緊急の課題であり、各国が「全ての利用可能な政策手段を引き続き用いる」との方針を示した。また、コロナ危機への対応で世界は「歴史の決定的な瞬間」にあるとして国際社会の結束を訴えた。

 ワクチン確保に関しては、すべての人が「安価かつ公平なアクセスを確保するため、いかなる努力も惜しまない」とし、ワクチン開発に各国が共同出資・購入する枠組み「COVAX(コバックス)」などの国際的な取り組みを「完全に支持」するとした。

 ワクチンはコロナ対策の切り札として期待されるが、先進国が買い占めて途上国に必要な量が回らない事態が懸念され、「富裕な者だけが身を守れる世界は避けなければならない」(マクロン仏大統領)と途上国支援の重要性を指摘する発言が相次いだ。国連のグテレス事務総長によると、途上国での普及には280億ドル(約2・9兆円)の追加資金援助が必要だが、具体策の決定は先送りされた。

 深刻な財政危機に陥った途上国支援のため、債務の返済猶予期間を2021年6月まで延長するほか、一部免除も検討する方針を確認。地球環境問題への取り組み強化でも一致した。

 21年に延期された東京オリピック・パラリンピックについて、首脳宣言は「人類の力強さとコロナに打ち勝つ世界の結束の証し」と位置づけ、「日本の決意を称賛」すると明記した。菅義偉首相は東京大会の「安全・安心」な開催をアピールしており、G20でも一定の理解を得られた形だ。

【赤間清広、ロンドン横山三加子】

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