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21歳でSMAPの「Joy‼」作曲 “天才音楽家”津野米咲さんの遺作発売

「赤い公園」の(左から)藤本ひかりさん、津野米咲さん、石野理子さん、歌川菜穂さん=Sony Music Labels Inc.提供

 SMAPのヒット曲「Joy‼」の作詞・作曲者として知られるロックバンド「赤い公園」のギタリスト、津野米咲(まいさ)さんが29歳の誕生日からわずか16日後、10月18日に急死した。赤い公園は2012年のメジャーデビューから8年余り、大ヒットこそないが2枚目のアルバム「猛烈リトミック」が14年のレコード大賞「優秀アルバム賞」を受賞するなど、日本の音楽シーンでは常に注目の存在だった。津野さんの遺作となる赤い公園のシングル「オレンジ/pray」が11月25日に発売される。

「赤い公園」25日にシングル発売

 赤い公園は10年前、同じ高校に通っていた津野さんと佐藤千明さん(ボーカル)、藤本ひかりさん(ベース)、歌川菜穂さん(ドラムス)の4人で結成された。17年に佐藤さんが脱退したが翌年、アイドルグループ「アイドルネッサンス」の元メンバー、石野理子さんを新たなボーカルに迎えた。

 音楽の常識やジャンルにとらわれないユニークな曲づくりで高く評価され、フジテレビ系ドラマ「ロストデイズ」の主題歌「絶対的な関係」(14年)などが広く知られている。13年の「公園デビュー」から20年の「THE PARK」まで5枚のアルバムを発表し、ほとんどの作詞・作曲を津野さんが担当してきた。

 今回のシングルは、三浦翔平さん主演で動画配信サービスFODが日本・韓国・中国連動プロジェクトとして製作し、フジ系で地上波放送中のドラマ「時をかけるバンド」のオープニング曲「オレンジ」とエンディング曲「pray」の両A面。劇中で白石聖さんがボーカル役を務める女性3人のバンド「ちゃあはん」が歌う曲として津野さんが提供した。同じくちゃあはんが歌い、ドラマの展開に重要な役割を果たす赤い公園の既存曲「衛星」も収録されている。

 ポップでノリのいい「オレンジ」としっとりとしたバラードの「pray」は、トリッキーな要素を随所にしのばせる赤い公園のオリジナル曲とは一線を画す曲調。歌い手や歌われるシチュエーションに合わせて千変万化する津野さんの個性の一端をしのばせる。

ポップセンス光る提供曲

 赤い公園がメジャーデビューして8カ月後の12年10月、津野さんが体調を崩してバンドの活動を当面休止することを発表。…

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濱弘明

1965年、兵庫県生まれ、東京大学法学部卒。89年入社で政治部、特別報道部、地方部、運動部、編集制作センター(整理)などで取材記者やデスクを歴任し、2017~19年大津支局長。19年7月から大阪学芸部長。「選抜高等学校野球大会80年史」の編集責任者を務めた。音楽の演奏史などの分野に明るい。

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