<ka-ron>
米ワシントン特派員時代、南部バージニア州の国立公園で車を走らせていて、クマの親子に遭遇したことがある。そろそろと徐行して事なきを得たが、歩行中に出合っていたら、と思うとぞっとした。
そんな記憶が先日、福島県の裏磐梯を訪ねてよみがえった。あちこちに見える「クマ出没」の看板。地元の人々に「山道を歩くならクマ鈴を身に付けて」と勧められた。人の気配を感じさせるためだ。
日本では、里山や市街地にクマが相次いで出没している。石川県加賀市では先月、市街地のショッピングセンターにクマが現れて射殺された。この秋、ゴルフやキャンプで山に入った人が襲われたケースも各地で報告されている。
この記事は有料記事です。
残り745文字(全文1040文字)
毎時01分更新
新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言の再発令を受け、…
終息が見えない新型コロナウイルスについて、菅義偉首相ら政府…
広島への原爆投下から75年と169日。核兵器禁止条約が発効…