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ひと

小乃おのさん=吃音体験を描いたコミックエッセーを出版

小乃(おの)おのさん(33)

 「ありがとう」を言おうとしても「あ、あ……」となかなか言葉が出てこない吃音(きつおん)で幼い頃からからかわれ、頑張って話そうとしては落ち込んだ。学生時代は人と話さずに生きる方法まで探したが、人間関係は「言葉だけじゃない」と気づかされ、吃音と折り合えるようになった。10年前に社会福祉士になり、ケアマネジャーとして働きながら「どもっても生きやすい世の中に」と願い、体験を得意な漫画で「きつおんガール」として描いた。

 高校生になると、出しやすい言葉に言い換える工夫が身に付き、吃音を苦にしなくなった。しかし、大学3年で始めた飲食店のアルバイトが忙しく、症状がぶり返した。定番の接客用語が言えず、「何あれ、変な話し方」とささやかれ、心が折れた。講義を受ける大学の心理学の先生に相談すると「接客は言葉だけじゃないと思う」と言われ、はっとした。笑顔や気遣い、心配り……。話すことばかりに気を取られていた。それ以来、接客が怖…

この記事は有料記事です。

残り303文字(全文724文字)

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