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「センスある会食を」 特産和紙の扇子で飛沫防ぐ 福井・越前市が配布

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食事中に越前和紙の扇子を使い、感染対策をする学生ら=福井県越前市で2020年11月20日午後0時5分、横見知佳撮影
食事中に越前和紙の扇子を使い、感染対策をする学生ら=福井県越前市で2020年11月20日午後0時5分、横見知佳撮影

 会食時の新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)感染防止に役立ててもらおうと、福井県越前市は、越前和紙を使った扇子を越前和紙の里(越前市新在家町)の飲食店に来店した人に配布した。和紙には、消臭や抗菌効果があるとされる漆喰(しっくい)塗料が施されている。

 越前和紙の扇子は、小畑製紙所(越前市)がすいた専用の紙に清水紙工(同)が漆喰塗料を塗り、仕上げた。2018年に製品化したが、マスクをしていない時に口元を覆うことができるため、新型コロナの飛沫感染防止策として注目されている。

 20日に日本画や版画を学ぶ東京の大学生ら約15人が越前和紙の里を訪れ、扇子を使った会食を体験した。2年の宮原めぐみさん(20)は「デザインが可愛いし、ウイルスの対策もできるのでこれからも使いたい」と話していた。清水紙工の清水一徳代表(65)は「当初は夏の暑い時期にきれいな空気で涼んでもらおうと開発した。飛沫感染防止にもなるので、ぜひ使用してもらいたい」と期待した。

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