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沖縄、台湾をつむぐ

朝平、徳川ゆかりの学校で養蚕学ぶ

集合写真に写っていた若き日の川平朝平さん=川平朝清さん提供

 琉球国最後の王となった尚泰(しょうたい)王は1879年、琉球崩壊後に東京移住を強いられた。側近だった川平朝彬(かびら・ちょうひん)さんは、明治天皇が尚家に与え麴町区(現・千代田区)の二千五百余坪という広大な敷地の邸宅であるじを迎えた。尚泰は侯爵となり、百数十人に上る側近の多くもこの邸宅で暮らしたという。朝彬さんは長男・朝平(ちょうへい)さんらを沖縄から呼び寄せた。

 91年、23歳の朝平さんは尚家から奨学金を得て飯田橋に開校した徳川ゆかりの私立学校「育英黌(いくえいこう)」に入学し、養蚕を学び始めた。朝平さんの息子の朝清(ちょうせい)さん(93)は「産業が乏しかった沖縄に近代的な養蚕業を普及させたいと考えたのでしょう」と語る。「その前は学習院で学んだと聞きました」。だからなのか朝清さんが幼少期に学習院の制服を着た写真がある。明治政府は殖産興業を図り、外貨獲得…

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