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24日に9季連続の休漁が決まった有明海特産の高級二枚貝「タイラギ」漁。佐賀、福岡両県の生息調査では、漁獲対象となる「成貝」は一つも確認されず、稚貝もわずかしか見つからなかった。個体数回復の兆しが見えない現状に、漁業者からは「生育したと思ったら天候でだめになる。毎年この繰り返しで悲しい」と落胆の声が上がった。【竹林静】
県有明水産振興センターが10月に計55地点で実施した生息調査で成貝はゼロ、稚貝は8地点で最高7個にとどまった。福岡県による計58地点の調査でも、成貝・稚貝ともに一つも見つからない厳しい結果となった。ピーク時の1996年度に佐賀県で318トンの漁獲量(貝柱の重さ)があったが、2011年度には3・6トンにまで激減し、12年度から休漁が続く。
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