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コロナ重篤化の防止 うつぶせ、肺の回復を促す

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人工呼吸器装着時の「腹臥位」(患者はモデル)。肺の回復を早める効果がある=日本離床学会提供
人工呼吸器装着時の「腹臥位」(患者はモデル)。肺の回復を早める効果がある=日本離床学会提供

 世界的流行が止まらない新型コロナウイルス感染症。流行当初は手探りで進められていた集中治療室(ICU)での管理が、専門医の情報共有によって進展してきた。患者をうつぶせにするなどの工夫で人工呼吸器からの離脱を早め、重篤化を防ぐことができつつある。最新の治療戦略について専門家に聞いた。

医師らの情報共有で成果/呼吸の動きと血流が改善/現場の負担は支援が急務

 新型コロナ治療で注目を集めたのが人工心肺装置「ECMO(エクモ)」だ。肺炎が重くなって人工呼吸器を使っても必要な酸素を取り込めなくなった患者に装着し、いったん体外に取り出した血液に酸素を供給して体に戻す。肺の機能を代替して負担を減らす。

 この治療に習熟した医師らがつくったのがECMOネットだ。日々の症例数をインターネットにも公開している。関連学会の専門医認定施設、指定施設を中心に全国600以上の医療機関が参加し、人工呼吸器やECMOの装着症例をほとんどカバーできているという。

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