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<洛(ら)・楽(ら)・らフォト>
京都市内を流れる鴨川は、老若男女のオアシスのような場所だと思う。背景のように北に位置する山々、川沿いに映える木々、せせらぎの音。カモが漂い、トビは悠々と上空で円を描く。
2018年4月に京都に赴任してから、幾度となく鴨川沿いを歩いて撮影してきた。春は桜の花見客でにぎわい、夏は川床のあかりが夜の川面で踊る。秋には紅葉した木々や渡り鳥が彩り、冬には周囲の山々が雪で白く染まった。豪雨の時は濁流に一変し、人影のない光景の中にずぶぬれのサギがたたずむ姿を見つけ、哀れを覚えたこともあった。見慣れているのに、橋を渡る度に鴨川に心をひかれる。
水遊びする子ども、ランニングやサイクリング、犬の散歩をする人、木陰のベンチで読書する人、楽器を演奏する人、芝に寝転がる人、シートを広げお弁当を食べる人、バドミントンやキャッチボールをする人、ウエディングの前撮りをするカップル……。
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