「書の甲子園」として知られる第29回国際高校生選抜書展(毎日新聞社、毎日書道会主催)の受賞者が発表され、県内からは、団体の部で倉敷商(倉敷市)が中国地区優秀賞、個人の部で倉敷青陵の片山晴香さん(2年)が優秀賞に選ばれた。受賞者に喜びの声を聞いた。【小林一彦】
◆団体の部・中国地区優秀賞
昨年の「書の甲子園」は、3度目の中国地区優勝。書の強豪校に成長し、今回は4回目のトップ、2度目の連覇を目指したが、地区3位の優秀賞。それでも、部長の宮本真希さん(3年)は「部員一人一人がいい作品を残そうと力を入れた結果の団体入賞。県内ではトップであり、受賞はうれしい」と喜ぶ。
今年は新型コロナウイルスの影響で異例の展開続き。書道の地区優勝校として、高校野球の「春の甲子園」に中国地区から出場する3校のプラカードの学校名揮毫(きごう)を担当。その中には「倉敷商」の文字もあった。しかし、大会は中止に。新年度も4、5月に休校が続いた。部員44人の大所帯であり、感染防止のため密状態を極力避けようと、多人数で一緒に巨大な作品を仕上げるパフォーマンス書道の練習はあきらめた。
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