防衛省は25日の自民党国防部会・安全保障調査会合同会議で、海上自衛隊の人手不足対策として2019年度に始めた定年の1歳引き上げを、24年度以降は2歳引き上げる方針を明かした。配備を断念した陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策として新型イージス艦導入が有力となっており、人手不足が一層深刻化する懸念が指摘されていた。
もともと自衛隊員の定年は3曹~1佐を53~56歳と定めていたが、19年度から54~57歳への引き上げを順次開始した。24~28年度には55~58歳に引き上げる。2歳分引き上げることで計2000人程度のベテラン隊員が勤務を継続でき、引き上げ前に比べて800人程度のイージス艦乗組員を新たに確保できる見通し。
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