香港政府トップの林鄭月娥(りんていげつが)行政長官は25日、立法会(議会)で施政方針演説に当たる「施政報告」を行った。林鄭氏は中国の習近平指導部の支援を受けて、香港と中国・広東省深圳市にまたがる科学技術協力区の建設などを加速すると表明した。一方で、立法会議員らが国家や香港政府に忠誠を誓う義務を厳格化するため、年内に関連条例を改正すると述べた。
恩恵を求める市民には「アメ」を与え、反発する民主派には「ムチ」を振るう硬軟取り交ぜた手法で、中国との一体化を推し進めていく方針が浮き彫りとなった。
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