埼玉県は25日、県内の高校2年生全員(5万5772人)への調査で、回答した4万8261人のうち1969人(4・1%)が、通学しながら家族の介護や世話をする「ヤングケアラー」だったと発表した。自治体による当事者調査は全国初とみられ、対象数も過去最大規模。ヤングケアラーの約3人に1人(696人)が家族を毎日ケアし、約4人に1人(501人)は悩みを話せる相手がいないなど、子どもへの負担の実態が浮かんだ。
県は7~9月、県立、私立など計193校を通じて調査票を配布。回答した生徒のうち、2577人(5・3%)が自分をヤングケアラーだと考えていた。ただ県は、障害や病気ではなくケア対象の家族が幼いことだけを理由に挙げた608人については、個々の事情を踏まえずに判別するのが難しいとして除外した。
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