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<仕事編 インタビュー①>「生き残る方法だけは考え始めた方が良い」 作家・真山仁さん

インタビューに答える作家の真山仁さん=東京都文京区で2020年11月6日、内藤絵美撮影
インタビューに答える作家の真山仁さん=東京都文京区で2020年11月6日、内藤絵美撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で、働き方や雇用環境は激変している。これらの変化にどう対応すべきか。作家の真山仁さんに聞いた。【聞き手・堀和彦】

 テレワークなどの新しい働き方は、うまくいっているかのように言われている。しかし重要なのは、働く側が好んで、選んでやっているのではないという点だ。東京都内のカフェをのぞけばノートパソコンを開いて仕事をしている男性がたくさんいる。家に仕事をする環境がないからだ。自宅にリビング、子供部屋、寝室しかなければとても仕事はできない。働く側は準備もしていないのに突然強制されている状況だ。私が聞いた限りでは、「早く会社に戻りたい」という意見がほとんどだ。新たな働き方への転換を推進しているのは経営側で、彼らにとってコロナはチャンスだろう。社員が出社しなければオフィスの光熱費や社員の定期代が不要となり、経費を減らせる。そして、「こんなに社員はいらない」と気付いたはずだ。オフィスを縮小し始めた大手企業もある。出勤を再開する際には、縮小したオフィスに入りきらない社員を切るのは目に見えている。働く側は、今のうちに少なくともリストラされた時に生き残る方法だけは考え始めた方が良いだろう。

 リストラや事業再編に乗り出す企業は、例えば社員の給料を半分にする代わりに新たな知識や技術を習得する機会を提供するなど、社員が次の仕事を探しやすくなるような支援をすべきだ。社員が辞めない一つの理由は、辞めた後が大変だからだ。銀行など大企業なら取引先が雇ってくれることもあったが、今はそんな余裕のある会社はない。企業側は、どうやって社員に次のチャンスに向けた準備をしてもらうか工夫すべきだ。

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