べたつかない上品な甘さの絶品佃煮 「60年前から健康志向」の意外な理由

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本店の店頭で2代目の水谷秀子さん。後ろに掲げられた「無添加健康食」は創業以来の誇りだ=東京都江東区の「佃宝 深川東雲本店」で11月11日午前、近藤浩之撮影
本店の店頭で2代目の水谷秀子さん。後ろに掲げられた「無添加健康食」は創業以来の誇りだ=東京都江東区の「佃宝 深川東雲本店」で11月11日午前、近藤浩之撮影

 佃煮(つくだに)は江戸時代、江戸の名物として全国に広まったといわれる。各地に農水産物を生かした「ご当地佃煮」があり、東京でもスーパーなどで買える。一方で、なかにはこだわりの製法で東京都地域特産品認証食品となっている佃煮もある。その製造現場を訪ね、職人の技を垣間見た。【近藤浩之】

 東京都江東区東雲(しののめ)にある「佃宝(つくほう) 深川東雲本店」。1957年に創業し、「調味料まで無添加の手作り佃煮」が看板だ。初代の水谷豊夫さん(故人)が生み出した製法をいまも受け継いでいる。豊夫さんの妻で2代目の水谷秀子さん(83)が「高度成長期を前に、佃煮は塩辛くて硬くて黒く、ひとすくいでご飯が茶わん1杯食べられるのが当たり前の時代でした」と創業当時を振り返る。

 「体が頑強でなかった主人は逆に、甘辛で軟らかく色もきれいな佃煮を考えたのです」

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