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タネがなくなる日/下 栃木のカボチャ農家 改良品種、継承に懸念

今年取れた中山かぼちゃと種を見せる佐藤正宏さん=栃木県那須烏山市で2020年10月20日午後4時33分、林田七恵撮影

 7月下旬ごろになると、栃木県那須烏山市では、両端がとがっている形が特徴の「中山かぼちゃ」の出荷が始まる。ホクホクとした食感が人気で、普通のカボチャよりも高い1キロ550円前後で売買される特産品だ。今年、その生産者が10人を下回った。

 戦後に北海道から入ってきたカボチャが那須烏山市中山地区の水はけの良い土に合い、地域野菜「中山かぼちゃ」として根付いた。ただ、いま流通している中山かぼちゃは昔からのものではない。新しい「ニューなかやま」という品種だ。

 品種改良が始まったのは1988年。元々の中山かぼちゃはつるの先で実がなるため、栽培面積の割に収穫量が望めないという弱点があった。栃木県農業試験場が比較的根元の近くで実がなる個体の種を選び続けた末、やや小ぶりでつるが短い「ニューなかやま」を開発し、2004年に品種登録した。13年には「中山かぼちゃ」として地域団体商標にも登録され、地域ブランドとして認められた。

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