新型コロナウイルスでインバウンド(訪日外国人)が激減するなど大打撃を受けた格安航空会社(LCC)が、新たに遊覧飛行に参入し、修学旅行の市場開拓も図っている。関西国際空港を拠点とするピーチ・アビエーション(大阪府)は地元の子供たちを乗せるテスト飛行を29日に予定。成田空港が拠点のジェットスター・ジャパン(千葉県)も修学旅行生の遊覧飛行を実施した。感染拡大の「第3波」が到来し、「GoToトラベル」の運用を見直す動きもある中だが、LCCの強みをうまく生かした戦略なのだという。いったいどういうことか。
18日夜、大阪府泉佐野市の関空島内にあるピーチの会議室で、小学6年から中学2年までの5人が航空路図にペンを走らせていた。ピーチの社員に教わりながら、空港の点や航空路の線が複雑に入り組んだ図面上に、北陸・中部地方と九州・四国地方を巡る2ルートを浮かび上がらせた。遊覧飛行のルート案だ。
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