<1面から続く>
その後、都内や近郊である福島、東北の農産品の即売イベントを飛び込みで訪ねては「福島出身のなすびです。もし、お手伝いで何かすることがあれば使ってください」と願い出た。「俺がいくら声をかけてもダメだけど、人が集まってくるもんだね」と喜んでくれる出展者もいた。一方、原発事故の風評被害が広がり、会場のブースを通りかかる人からは「放射能まみれのものを売って責任を取れるのか」との暴言も浴びた。被害の深刻さを痛感し「長いスパンで乗り越えないといけない。地味でも地道に一生かけて支援していこう」と心に決めた。
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