子どもたちの机には整然と書写用具が並べられている。小学5年生ともなると中には年季の入った毛筆もあり、なかなか頼もしい。
学校が少しずつ落ち着きを取り戻してきた10月27日、横浜市旭区の丘陵地にある市立今宿小学校5年3組の教室を訪ねた。担任の二瓶和馬教諭から毛筆書写の授業と聞いていたが、最初に子どもたちは鉛筆を使って「読む」と書いた。
ごんべんとつくりの「売」の大きさがちぐはぐで形が整わなかったり、「読」が大きすぎて「む」とのバランスが崩れていたりして、ほほえましい。子どもたちが普段書く文字の課題が見て取れる。二瓶教諭があえて鉛筆から始めたねらいはそこにあった。
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