AED使用時にプライバシー保護 和歌山の高校生が上半身覆うシート作製、配布

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診療所の医師(左)にAEDシートの説明をする熊野高校の生徒ら=上富田町朝来で2020年11月24日午後4時35分、竹内之浩撮影
診療所の医師(左)にAEDシートの説明をする熊野高校の生徒ら=上富田町朝来で2020年11月24日午後4時35分、竹内之浩撮影

 防災ボランティア活動などに取り組む和歌山県立熊野高校(上富田町朝来)のKumanoサポーターズリーダー部が、自動体外式除細動器(AED)の使用時に女性の上半身を覆うシートを作製し、町内のAED設置場所に配布している。部員たちは「AEDの使用が進み、一人でも多くの命を救いたい」と願っている。

 女性は体の露出を嫌うため、男性に比べてAEDの使用率が低いことを知った3年生の女子生徒11人が、患者のプライバシーを保護するシートを企画。2019年9月に製作を始めた。消防署の助言を受けながらシートの素材や大きさ、重さなどの改良を重ね、試作を5回繰り返して、20年6月に完成させた。

 シートは縦約50センチ、横約80センチで、生地は降雨時でも使えるように水をはじくナイロン製にした。心臓マッサージで手を置く位置やAEDのパッドを皮膚に貼る位置を示すワッペンを縫い付けた。風でめくれないように両サイドには重し代わりに廃雑誌の背表紙も縫い込んだ。

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