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若い女性の生きづらさ 非正規労働者の解雇や休校が要因に 上田路子・早大准教授

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上田路子・早稲田大准教授=本人提供
上田路子・早稲田大准教授=本人提供

 減少傾向が続いていた自殺者数が増え始めている。今年7月以降、前年同月より2~39%多い状況が続き、男性より女性の増加率が高くなっている。芸能人の自殺も相次ぎ、それによる影響の広がりも懸念されている。自殺の背景を研究する上田路子・早稲田大准教授は「40歳未満の若い女性」の増加に注目する。詳しく聞いた。【牧野宏美/統合デジタル取材センター】

「仕事失い、怠けるなと怒鳴られる」

 「コロナでパートの仕事がなくなり、夫からは怠けるなと毎日怒鳴られる。こんな生活がずっと続くなら……」(夫と同居する女性)

「子どもが発達障害で子育てがとても大変なのに、ステイホームでママ友とも会えず、実家にも帰れない。子どもの検診もなくなって、ひとりでどうやって子育てをしていけばいいのか……」(シングルマザー)

 「休校明けでクラスが変わりなじめなくてつらい」(女子中高生)

 「オンライン授業についていけず、高校をやめたい」(女子中高生)

 これらは厚生労働大臣指定法人「いのち支える自殺対策推進センター」(東京都)が10月公表した、自殺に関する相談を受ける電話やSNSに寄せられた女性たちの声だ。コロナ禍で、同じような内容の相談が多数に上っているという。

涙が数日止まらなくなり、自分の異変に気付く

 「死にたいと思い、涙が止まらなくなった」。デジタル毎日の連載<#生きるのがつらいあなたへ>に掲載された、お笑い芸人のたかまつななさん(27)は精神的に追い詰められ、死を意識したものの、周囲の支えで乗り越えたという。

 元々悩みを抱え込むタイプで、仕事が趣味になって、長時間働き続けていた。自身の異変に気付いたのは7月中旬だった。仕事中はなんとか平静を装えたが、一人になると涙があふれてしまう状況が数日続いた。仕事や将来の不安など「いろいろなことが重なった」と振り返る。

 自死遺族への取材経験から死にたいと思った時の対処法について知識があったといい、「いのちの電話」などの相談窓口に電話した後、知人に助けを求めた。深夜に5時間、電話で話を聞いてもらうなど親身に相談に乗ってもらった。思いを正直に吐露することで救われた、とたかまつさんはいう。依存症の芸能人らが参加する自助グループに通っていることも公表している。「自分の弱さを表に出していきたい」からだ。

8月以降の自殺者増はコロナ禍の影響か

 こうした若い女性の生きづらさや自殺者数の増加を専門家はどうみているのか。

 「女性の自殺がこれだけ増加するとは意外でした」。上田准教授は自殺者数の推移を示すグラフを見ながら、こう感想を漏らした。

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