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峠のトンネル群と港の鉄道遺跡・日本遺産

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/17 行き止まりトンネル(南越前町今庄山中) 輸送支えた折り返し線 /福井

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山中トンネルの隣にある「行き止まりトンネル」=福井県南越前町今庄山中で、大島秀利撮影
山中トンネルの隣にある「行き止まりトンネル」=福井県南越前町今庄山中で、大島秀利撮影

 山中トンネル(1170メートル)を抜けて今庄側へ車を走らせると、見過ごしてしまう鉄道遺産がある。スイッチバックの折り返し線の延長に使われた「行き止まりトンネル」(34メートル、南越前町今庄山中)だ。

 スイッチバックは、急勾配の本線から、水平な線路を分岐させ、勢いをつけて登ったり、待避線に出入りしたりする仕組み。このトンネルは最初はなかったが、長編成となった貨物列車が、折り返し線(待避線を出入りする線路)からはみ出してしまうため、折り返し線を延長するために掘られ、1956年に完成した。

 元機関助士の桐畑民雄さん(86)=敦賀市=によると、北陸線の需要が高まり、輸送力を従来の700トンから1000トンに増強するために貨物列車の編成車両が増え、従来の約35両編成が約50両編成になった。

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