連載

やまと人模様

毎日新聞デジタルの「やまと人模様」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。

連載一覧

やまと人模様

陶芸家・大塩正巳さん(58)=奈良市 赤膚焼の奥深さに夢中 /奈良

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
来年のえと「丑」の制作途中の焼き物を手に、赤膚焼の魅力を語る大塩さん=奈良市赤膚町の大塩正人窯で、加藤佑輔撮影
来年のえと「丑」の制作途中の焼き物を手に、赤膚焼の魅力を語る大塩さん=奈良市赤膚町の大塩正人窯で、加藤佑輔撮影

 奈良伝統の陶器、赤膚(あかはだ)焼の窯元「大塩正人(まさんど)窯」の9代目。大塩家では代々、窯を継いだ者が「正人」を名乗る。

 赤膚焼は16世紀、郡山城主の豊臣秀長が五条山(赤膚山)に窯を築かせたのが起源とされる。「大塩正人窯」では、19世紀前半から赤膚焼を作っていたとの記録が残るという。

 幼少期から祖父の正治さんの焼き物作りを間近で見てきた。美しい乳白色の陶器の上に描かれる鹿やえとの動物。芸術性と親しみやすさが共存する赤膚焼の奥深さに夢中になった。

 「焼き物は良い材料が全て」と断言する。窯のある奈良市赤膚町では、良質な土と、焼き物作りの「燃料」となる赤松の両方が調達できる。土は水を混ぜるなどして粘土にした後、さらに粘り気を出すために約2年寝かせる。赤松も燃えやすくするために約5年乾燥させる。

この記事は有料記事です。

残り384文字(全文735文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集