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エチオピア紛争 政府軍総攻撃 「平和賞」首相、和平応じず 他民族政敵を武力鎮圧へ

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エチオピアの国営メディアが11月16日に報じたエチオピア政府軍の兵士らの様子=AP
エチオピアの国営メディアが11月16日に報じたエチオピア政府軍の兵士らの様子=AP

 昨年、隣国エリトリアとの和平実現でノーベル平和賞を受賞したエチオピアのアビー首相が、国内の政敵と激しい武力紛争を繰り広げている。多数の死傷者が出ているとみられるが和平協議には応じず、武力で鎮圧する構えだ。昨年の授賞式で平和の大切さを訴えたばかりのアビー氏に何が起きているのか。

 「72時間以内に平和的に降伏しなさい。あなた方は取り返しのつかない場所にいる。これが最後の機会だ」。アビー氏は22日、敵対するティグレ州のティグレ人民解放戦線(TPLF)に対して最後通告を突きつけた。26日にはこれに従わなかったとして、州都メケレへの総攻撃を開始すると発表。多数の民間人が巻き添えで犠牲になる懸念が高まっている。

 アビー氏は人口の3分の1を占める最多数派民族オロモの出身だ。2018年4月、41歳の若さで首相に就任すると直後から矢継ぎ早に改革政策を進め、世界的にも注目を集めた。

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