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『江戸から見ると 1・2』=田中優子・著

『江戸から見ると1』

 (青土社・各1980円)

 江戸と現代を往還すると、私たちの世界はどう見えてくるのか。政治、経済、教育、文学、芸能……現代社会のさまざまな出来事を、江戸文化研究者が、江戸時代の価値観と相照らして鋭く考察している。2015年4月から毎日新聞に連載しているコラム「田中優子の江戸から見ると」と雑誌のエッセーを2冊にまとめた。

 例えば、過剰包装について。現代では贈答品を堅い箱に入れるなど、やたらと丁寧な包装がゴミの多さにつながっている。ところが、江戸時代は買ったものを懐に入れて持ち歩き、贈答品も和紙で適当に包んで水引をかける程度だったという。生活様式を見直し、高級な和紙などで包装すれば過剰包装もできなくなると指摘し、「量から質への転換」を呼びかける。また、江戸時代には人権の概念がなかったことにも触れ「近現代の成し遂げた…

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