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前橋東照宮建て替えに「歴史的価値消失」と住民ら反発 譲歩案も「意味が無い」

前橋東照宮の拝殿=前橋市大手町で2020年11月27日、鈴木敦子撮影

 徳川家康をまつる前橋東照宮(前橋市大手町)の大規模な建て替え計画を巡り、一部の地元住民や建築の専門家らが「歴史的価値が損なわれる」と反対の声を上げている。反対を受け、東照宮側は当初撤去する予定だった拝殿を移設保存するよう方針を変更したが、反対派の納得は得られていない。【鈴木敦子】

 前橋東照宮は江戸初期の大名、松平直基が1624(寛永元)年に創建した神社。現存する本殿と拝殿は1853(嘉永6)年に埼玉県川越市に建立され、1871(明治4)年に現在地に移築された。専門家によると、旧前橋城の一角にあり、前橋空襲の被害を免れた貴重な建物という。

 前橋東照宮によると、建て替えは2024年の創建400年を前に、本殿の保護などを目的に計画した。現在の拝殿を解体撤去し、本殿を覆う形で高さ十数メートルの拝殿を新たに建設。神前結婚式場として使用できるようスペースを拡張するほか、スロープを設けるなどバリアフリー化にも対応する。

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