<滝野隆浩の掃苔記(そうたいき)>
「住み慣れたまちで元気に」「弱っても安心」。千葉県柏市はそうした理想を掲げ「柏プロジェクト」として取り組んできた。UR都市機構、東京大学高齢社会総合研究機構と連携協定を結んで今年で10年。いまや国が推進する「地域包括ケア」構想のモデル自治体である。全国の自治体だけでなく、高齢化が急速に進む中国や韓国からも視察団が来る。
中心となった一人が市保健福祉部長を務めた木村清一・同研究機構客員研究員(70)。講演を聞いて会いたくなり、都心からJRで30分、柏駅から徒歩20分のUR豊四季台団地に向かう。高度成長期に建てられた、約3200世帯5800人が住む大規模なまちである。
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