<第79期順位戦C級2組 大橋貴洸六段VS谷合広紀四段>
今回は大学院生、エンジニア、棋士の三足のわらじを履く、異色の新人、谷合広紀四段(26)を紹介しよう。祖父から将棋を教わり、通っていた将棋教室の縁で中座真七段に弟子入りして中学1年で奨励会入り。順調に昇級して17歳で三段に。ところが三段リーグが厚い壁となり、毎期勝ち越すも、なかなか昇級にたどり着けない。13勝5敗の成績を上げながら次点にもならず。藤井聡太王位に圧勝した期も上がれなかった。だが2019年後期リーグで、1勝3敗から13連勝し、26歳3カ月で四段昇段を果たした。
奨励会に通いながら東京大に現役合格し、現在は情報理工学系研究科電子情報学専攻博士課程に在籍中。AI(人工知能)車の自動運転コンテストで入賞し、自動運転用ソフトウエアを開発する会社にスカウトされ、パートタイムエンジニアとして車載画像認識のアルゴリズム開発に携わっている。
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