この1年のスポーツ界で顕著な功績を上げた個人や団体を表彰する「2020 毎日スポーツ人賞」のグランプリはレーシングドライバーの佐藤琢磨に贈られることになった。佐藤は「世界3大レース」の一つといわれ、8月に米国のインディアナポリスで開催されたインディアナポリス500マイル(インディ500)で3年ぶり2回目の優勝を果たした。104回を数えるインディ500で複数回優勝は20人目で、もちろん日本人としては初めて。新型コロナウイルスの感染拡大で、気持ちが沈んでいた人々に希望をもたらした。
新人賞は勢いのある2人が選ばれた。パラスポーツからは車いすテニスの全仏オープン女子シングルスで準優勝した25歳の大谷桃子。体調を崩して車いすでの競技に転向してから4年と短いが、中学・高校でのテニスの競技歴を生かして、国際舞台でも躍進した。陸上女子で21歳の田中希実は1500メートルで14年ぶりに日本記録を更新した。日本の中距離勢は世界の壁に阻まれてきたが、来年に延期された東京オリンピックでの活躍…
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