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号外新型コロナ、国内の死者5000人に
毎日出版文化賞の人々

/下 自然科学部門 大熊孝さん/特別賞 近藤譲さん、徳丸吉彦さん

大熊孝・新潟大名誉教授(河川工学・土木史)=横関一浩さん撮影

 ◆自然科学部門 洪水と水害をとらえなおす 自然観の転換と川との共生(農文協プロダクション・2970円) 大熊孝さん

治水の思想を問い直す

 河川工学者として半世紀以上、水害対策や水辺での「人と自然の共生」を研究してきた。受賞作は集大成であるとともに、近年の豪雨や台風による水害を通して日本の治水のあり方と、背景にある自然観を問い直している。「河川工学を学ぶ若い学生たちに、私の歩んできた道を知ってもらいたいと願って書いた本です。賞を受けるとは思ってもいませんでした」

 戦時中の台湾に生まれ、戦後、3歳の時、財産を失った家族とともに高松市に引き揚げてきた。自らの生い立ち、河川工学との出会い、1974年に新潟大へ赴任してからの経験もつづられていて、一般読者にも読みやすい。ダム建設に依存した戦後の治水政策の危うさを指摘してきたが、その主張を抱くに至る過程と根拠を、数多くの事例に基づき写真や図表も用いて丁寧に記述した。

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