東日本大震災の津波で被災した新地町のJR常磐線新地駅周辺で県と町が進めていた新たな市街地の整備事業が完了し、28日に現地で式典があった。各種施設が建ち並び、震災直後の光景は10年目で大きく変わった。参加者らは「長かったが、これから笑顔になれる街に」と願っていた。【高橋秀郎】
同町は、津波で全面積の5分の1に及ぶ904ヘクタールが浸水し、467戸が全壊、119人(関連死含む)が犠牲となった。新地駅は駅舎と線路が破壊され、内陸に移設し2016年12月に再開した。
整備事業は総額272億円をかけ、町が23・7ヘクタールの区画整理と地盤かさ上げ、公共施設建設を手がけ、県が道路と河川の工事を行った。
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