<名品手鑑Ⅱ(めいひんてかがみ2)>
東近江市にある県平和祈念館は、県民の戦争体験を語り継ぎ、戦争の悲惨さや平和の尊さを学び、平和を願う心を育むための県立施設です。県は、1993(平成5)年から県民の戦争体験とそれにまつわる当時の資料の収集を行っています。体験談などの寄贈者は現在約2200人、寄贈資料4万点を超えます。2012(平成24)年に開館した当館では、ご寄贈いただいた資料や体験談によって、基本展示や年3回の企画展示を開催しています。
『名品手鑑(Ⅱ)』では、各館を代表する優れた名品を紹介することとなっていますが、当館の収蔵品には『ナンバーワン』は存在しません。戦争中、多くの県民が筆舌に尽くしがたい経験をされました。当館に寄贈いただいた戦時中の体験談は、県民一人一人が体験された『オンリーワン』の戦争の記憶であり、寄贈品の1点1点が、他者と比べることができない記憶の一部だからなのです。当館では、そうした多くの体験談や寄贈資料が織…
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