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障害者阻む、無人駅 音頼り/介助手薄

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視覚障害者の富岡宜喜さんにとって、電車に乗り込む時には転落などの危険がある=栃木県足利市のJR山前駅で18日、五十嵐朋子撮影
視覚障害者の富岡宜喜さんにとって、電車に乗り込む時には転落などの危険がある=栃木県足利市のJR山前駅で18日、五十嵐朋子撮影

 駅員が終日不在となる「無人駅」の割合が地方ほど高い傾向が明らかになった。こうした無人化の影響を最も受けるのが、体に障害がある人たちだ。列車の乗り降りに介助が必要な車いす利用者からは「普通の社会生活が送れない」と悲痛な声が上がる。【五十嵐朋子、山本佳孝】

 東京駅から北へ約80キロのJR山前駅(栃木県足利市)。11月のある日の午前、1時間に1本の列車がホームに滑り込んできた。4、5人の乗客が乗り込んで出発したが、列車を見送る駅員の姿はない。両毛線が走るこの駅は2019年3月に無人化され、窓口はシャッターが下りたままになっている。

 市内に住む全盲のパソコン講師、富岡宜喜(のぶき)さん(47)は通勤で週3日ほど、最寄りの山前駅を使う。誘導する駅員がいないため、列車に乗る時はドアが開いた音を頼りに乗り口を探すが、足を踏み外したりドアに挟まれたりする危険は常につきまとう。駅にはホームドアもない。「転落したら、引き上げてくれる人がいない」と不安を募らせる。

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