10月に始まり年末まで続く赤い羽根共同募金運動で、北海道内179市町村のうち89市町村が前年実績を上回っている。新型コロナウイルス感染拡大による景気低迷で苦戦が予想される中、地方都市を中心に善戦している。「困った時はお互いさま」を原点とするこの運動。人々の間にこうした温情が働いているとみられる。
北海道共同募金会が同月15日現在の状況をまとめた中間報告で明らかになった。
北見市共同募金委員会では、街頭募金で募金箱を首からぶら下げる例年のスタイルを改め、椅子に募金箱や羽根を置くなどして接触を極力避けている。大声での呼び掛けも行わず、ラジカセの音声を使う。例年募金を手伝う高齢者や子どもの団体が今年は参加できず、異例ずくめの募金活動となっている。
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地方紙を経て2017年から北海道報道部北見勤務。面積約1万690平方キロメートル、十勝に次ぐ広大なオホーツク管内を担当。カーリングのまち北見をはじめ、網走、知床、紋別など観光産業が盛んな地域の姿を紹介。
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