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「今が最大のピンチ」北海道、11月の死者突出 若者から高齢者に感染がシフト

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北海道庁=石川直人撮影
北海道庁=石川直人撮影

 北海道内で11月、新型コロナウイルスによる死者は84人となった。月別最多だった5月の57人を超え、突出している。専門家は高齢者のクラスター(感染者集団)の続発により、感染者数の割合が若年層中心から高齢者にシフトしていることが要因と見ており「今が最大のピンチ」と警鐘を鳴らす。【土谷純一】

 道内で初めて感染者が確認された1月28日以降、死者は2月3人、3月4人と比較的少なかった。しかし、国の緊急事態宣言下にあった4月(22人)と5月(57人)に急増した。その後は減少傾向となり、8月はゼロ。9月(4人)、10月(3人)は1桁台に落ち着いていたが、「第3波」と言われる11月に再び急増した。

 札幌医科大の當瀬(とうせ)規嗣教授(細胞生理学)は「高齢者施設でのクラスターが相次いでいることが背景にあり、感染者の割合が若者から高齢者中心になっていることが一因」と指摘する。

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