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あした元気になあれ

小国綾子記者の「元気」を追いかけるコラム。

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「いないいないばあ」=小国綾子

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「大人は子供に『本を読め』と言うのではなく、読み聞かせて『語り』で子供を育ててほしい」と松谷みよ子さん=東京都練馬区の自宅で2014年7月23日、内藤絵美撮影
「大人は子供に『本を読め』と言うのではなく、読み聞かせて『語り』で子供を育ててほしい」と松谷みよ子さん=東京都練馬区の自宅で2014年7月23日、内藤絵美撮影

 児童文学作家、松谷みよ子さん(2015年死去、享年89)の絵本「いないいないばあ」(童心社)が339刷り、700万部を突破したという。日本で一番売れている絵本が1967年初版の赤ちゃん向け、というから面白い。

 この絵本は、松谷さんが「0歳からの文学を」と目指した日本の赤ちゃん絵本の先駆け的存在。絵は画家の瀬川康男さん(10年死去、享年77)。ページを繰ればまっすぐにこちらを向いたネコや犬、ねずみたちが次々に「いないいないばあ」をしてくれる。

 「赤ちゃんが本当に笑うんです」。そんな読者の反響は、出版から半世紀たっても変わらない。うちの息子も「ばあ!」と読み聞かせるたび、よく笑った。笑顔見たさについ何度も読み聞かせた。親子で幸せになれる絵本だった。

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