東京電力福島第1原発事故で不通となり、今年3月に全線開通したJR常磐線で、夜ノ森駅(富岡町)の待合室や竜田駅(楢葉町)の駅舎の整備工事が完了し、30日、完成式典があった。かつての風情を一部で残しながら、復興に向け新しい町の「顔」として生まれ変わった。【柿沼秀行、渡部直樹】
楢葉町の竜田駅では、東西を結ぶ自由通路と橋上駅舎が完成。この日に合わせて、太陽光発電による電動アシスト付き自転車のシェアサイクル事業も始まり、同駅前で事業者によるデモンストレーションが行われた。
事業を手がけたのは、町内に国内最大級の太陽光パネル工場を持つ太陽電池製造の「アンフィニ」(大阪市浪速区)。竜田駅のほか、Jヴィレッジ駅など町内5カ所の「サイクルポート」に計20台を配置。スマートフォンのアプリを使って貸し出しができるようにした。レンタル料は15分50円、6時間1000円など。
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