会員限定有料記事 毎日新聞
A展示室では琵琶湖がおよそ400万年前に三重県伊賀市付近で誕生してからの湖や大地の変化、そこに生息する動植物のうつり変わり、その周りの気候の変動を紹介しています。大地や湖の変化の痕跡は地層として現在に残され、動植物のうつり変わりは化石として残されます。
こうした地層や化石など大地に眠る痕跡を調べることで400万年の歴史がわかるのですが、動物化石の最後のコーナー「魚類化石」と「貝類化石」の辺りだけ、それ以外の方法で生き物の過去を知る研究が紹介されています。それは、現在生きている魚・貝のDNAから過去を探るというものです。
魚類化石については、湖が現在のような位置・形になったおよそ40万年以降で魚の姿・形がわかる化石は見つかっていません。また、それ以前の地層からも全身の化石というのはほとんど出ていません。そのため、化石から、琵琶湖の魚の歴史を知ることは非常に難しかったのです。琵琶湖にしかいない種類・固有種をその祖先からたどれないため、「琵琶湖の固有種は、琵琶湖の深い場所や沖合に適した生活・形をしているから、おそらく…
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