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漆黒を照らす

/107 コロナで鎖国の北朝鮮 深刻な人道危機に直面 /大阪

トウモロコシ畑で落穂を拾う農村女性たち=上は2008年9月に平壌郊外、下は2008年10月黄海南道にてアジアプレス撮影

 フランスの画家ミレーの代表作の一つに、刈り取りの終わった麦畑で農婦たちが腰を折って落穂を拾う姿を描いた絵がある。一見のどかな田園風景だが、19世紀のフランス農民がいかに貧しかったか、現代人にも想像することを突きつける。

 ミレーの「落穂拾い」と同じ光景を、私は秋の朝中国境で何度も目撃している。国境河川の豆満江、鴨緑江を挟んですぐ目の前に広がる北朝鮮の田畑には、口の大きな袋を前掛けエプロンのように付けた農婦たちが、まえかがみになってコメやトウモロコシの穂を探す姿があった。

 「今年は様相が違います」と、北朝鮮北部に住む取材協力者が11月終わりに電話で伝えてきた。都市住民が農村に「落穂拾い遠征」に行っているという。「子供から年寄りまで、毎朝ぞろぞろ農村に向かっています」。飢える都市住民の追い詰められた行動だ。

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