「ステイホーム」と言われても、家のない人はどうしたら--。一般社団法人「つくろい東京ファンド」のスタッフとして、ネットカフェで寝泊まりできなくなったり、仕事を失ったりした「ワーキングプア」らを支援している。
自宅がなくネットカフェと路上を行き来する若者は、「一見して困窮しているように見えない」こともあり、支援の網から漏れることがあった。専用のメール相談の窓口を設けると、続々と「SOS」が届くようになり、4月の緊急事態宣言以降、延べ360件を超えた。
生活保護申請のため役所の窓口に同行しても、追い返されそうになる経験が数多い。担当者が対応件数を増やそうとしないためで「水際作戦」とも呼ばれる。「福祉事務所の対応は高圧的で、生命を守る仕事という自覚がない」とコロナ禍でも変わらない生活保護行政に憤る。
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