コロナで変わる世界

第1部 くらしの風景 外国人への偏見あらわ

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 利根川を挟んで埼玉との県境に位置する群馬県南部の大泉町は、4万2000人の町民のおよそ2割を外国籍の住民が占める。なかでもブラジル人が最も多く、約4600人が暮らす。

 11月上旬。県道沿いにあるブラジル食材店で、日系ブラジル人2世の幕田マリオさん(48)は「3密」防止を伝えるポルトガル語のポスターを張っていた。「何か悪いことがあると、ブラジル人のせいになる。ちゃんとやっていると知ってほしいから」

 幕田さんの頭から離れない出来事がある。群馬県で新型コロナウイルスの感染が再拡大した9月中旬。山本一太知事が記者会見で、直近1週間の新規感染者90人のうち、外国籍とみられる人が約7割に上ったと発表し、「特にペルー、ブラジルなどの方が多いように見受けられる」と述べたのだ。翌週の会見でも、知事は新規感染者の約8割が外国籍だと明かした。

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