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コロナで変わる世界

<医療編 インタビュー②>大山加奈さん コロナ禍での不妊治療「不安だったが待っていられなかった」

大山加奈さん=RIGHTS.提供

 バレーボール女子元日本代表でスポーツキャスターの大山加奈さん(36)は、不妊治療の末、双子を妊娠したことを9月にブログで公表した。コロナ禍での不妊治療について話を聞いた。【聞き手・倉沢仁志】

 ――新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、不妊治療に踏み切った経緯を教えてください。

 ◆2015年に結婚した直後から不妊治療を始めたが、なかなか授からず中断した。治療を再開したいという思いはずっとあったが、仕事が忙しく東京オリンピックも予定されていたので「今ではないかな」と思い続けてきた。ただ、やはり年齢の問題で葛藤があった。新型コロナで仕事もキャンセルになり時間ができたので「今なら治療に通える」と思った。

 感染が拡大し始めた頃は情報が入り乱れ、「生殖医療も中止になる」といううわさを聞いた。また、治療を行うかどうか病院によっても方針が違った。さらには、妊娠して万一コロナに感染した場合、母体にどのような影響があるかも分からない。そんな状況で治療を再開すべきか迷いはあった。しかし、同じように不妊治療を進めている人から「コロナ禍でも、年齢的に不妊治療を休んでいられない」という話を聞いた。仕事の予定も無かったので、再開しようと思った。

 ――通院のための外出などで感染の不安はありましたか。

 ◆病院はたくさんの人が集まることもあり、不安はあった。それでも、電車が混雑する時間の利用を避けるなど、できる範囲で注意しながら治療に通った。妊娠初期の頃は不安が多く、外出せずにとにかく体を大事にして過ごしていた。今もコロナの感染リスクを減らすため外出を控えているが、夫はトレーナーをしており不特定多数の人と接するので不安ではある。

 ――新型コロナが再び猛威を振るっています。

 ◆妊婦にとっては、感染防止対策で出産に夫が立ち会えない、入院しても面会できないといった制約がある。ただ、それも「仕方ない」と割り切るしかない。(プロゴルファーの)横峯さくらさんも妊娠中で、連絡を取り合っている。感染が拡大して不安だが、苦労や不安を共有できるだけでも違う。

 ――コロナ禍で不妊治療を中断している女性もいます。

 ◆その人や家庭の価値観もあるので軽率なことは言えない。私は…

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