近年、絵画ファンの間で写実絵画の人気が高まるなか、スーパーリアリズム(超写実主義)の画家、上田薫(1928年生まれ)の画業を紹介する展覧会が、さいたま市の埼玉県立近代美術館で開催されている。
二つに割った卵の殻から、黄身が落ちる瞬間を描いた絵画を、美術の教科書などで一度は目にしたことがあるだろう。実物よりもずっと大きな画面に描いた「写真そっくり」の絵画。その大きさゆえに、写真との違いに目を向けさせる。
上田の持つ絵画らしさは、作品に表れる「光」を見ていくと分かる。
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