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春山の見ゆるごとくに茶寿そこに 後藤比奈夫
柳揺れ次の柳の見えにけり 岩田奎
新型肺炎の感染拡大が一向に止まらず、収束の見通しがたたないまま今年が終わりそうなけはいである。
感染拡大が始まって以来、図らずもウェブ会議やリモート句会などが私の生活にも入ってきた。そんな中で、俳句は変わったかと問われることがあるが、個人的には俳句がそう簡単に変わるとは思っていない。多くの人が淡々と句作を続けてきただけである。
そんな中でこの一年を振り返ってみると、後藤比奈夫、鍵和田秞子、黛執といったベテラン俳人が死去したことが強く印象に残っている。
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