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会津坂下町立中学1年だった長男へのいじめに関するアンケートの結果が開示されず、精神的苦痛を受けたとして、父親の江川和弥さん(56)が町に不開示決定の取り消しと110万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が1日、福島地裁であった。遠藤東路裁判長は、回答者の特定につながる一部の情報を除いて開示し、11万円を支払うよう町に命じた。
訴状によると、長男は2014年に中学へ入学し、いじめを受けて不登校になった。町教委は、17年1月にいじめの実態を調べる専門委員会による調査を開始し、同年3月に生徒らにアンケートを実施した。江川さんは結果の開示を求めたが、町は実施に際して個人情報への配慮や、公表しないことを約束したなどとして開示しなかった。長男が19年1月に自殺したことを機に提訴した。
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