久保先生は、私たちに限界を感じたのか、コーヒーを飲みきると、
「じゃあ」
と言って帰って行った。
「久保先生て、ハンサムやなぁ。でもまあ、うちのお父ちゃんにはかなわんけどな」
と木崎さんが言うと、すかさず大地さんが「はいはい」と言う。
私は先生の帰り方に、すっきりとしない思いが残って、ことばが出なかった。
それから数日後、PTA役員会の通知があった。
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