英西部ウェールズに住むスーザン・ダニエルズさん(60)は5月初め、シャワーを浴びている時に、左胸にある小さなしこりに気がついた。英国では50歳以上の女性は3年に1度、乳がん検診を受けられる。しかし、ダニエルズさんは3月に予定していた検診が受けられなかった。新型コロナウイルスの感染拡大で医療機関の状況が逼迫(ひっぱく)。ロックダウン(都市封鎖)で外出制限も行われ、公的な検診が中断されたためだ。
「コロナというこれまで経験したことのない状況に医療関係者も苦労しているに違いない」。そう自分に言い聞かせ、検診が受けられなかったことは受け入れた。だが、毎日、胸を触るたびに不安は募った。6月にかかりつけ医を訪ねると、検査で乳がんと診断された。がんは、しこりのある左胸だけでなく右胸にも見つかった。
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