メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

師走の京都・祇園を彩る「福玉」 亡き父に代わり花街文化を守る娘の思いとは

喫茶店の仕事の合間を縫って福玉作りに精を出す藤谷攻さん=京都市東山区で2018年12月、川平愛撮影

 京都の花街・祇園。年の瀬になると街を彩ってきた紅白の「福玉」。直径20センチほどで、年末のあいさつに訪れた芸舞妓(げいまいこ)にお茶屋やなじみ客が渡す縁起物だ。最近は祇園の商店街でも扱う店は数軒に減るなか、2020年2月、長年福玉を作ってきた老舗喫茶店の店主が亡くなった。花街の伝統は移ろいゆくが、娘が新型コロナウイルス禍で得たある思いを胸に福玉作りに乗り出した。

 「母はゼリー作り、ケーキは私、福玉作りは父。父は自分の楽しみでしていたので(家業として)福玉作りを継がせる気もなかったと思います。だから作り方を聞いたこともなかった。今回やってみて、ああ、父はこんなことをしてたんやなあと思いました」。祇園の喫茶店「切通し進々堂」(京都市東山区)の3代目、藤谷法子さん(43)は、今年亡くなった2代目の父・攻(おさむ)さん(享年76)に思いをはせる。

この記事は有料記事です。

残り1444文字(全文1819文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ファミマ・お母さん食堂に異議 声上げた高校生に「慎吾ママ」生みの親がエール

  2. 十両以上の休場者18人に 戦後最多を更新 大相撲初場所

  3. GoTo客受け入れ8宿泊施設で5人以上感染 10月下旬までに 情報公開請求で判明

  4. 二つの支持率が占う菅政権の今後 政権運営力低下を無情にも示すその「差し引き」

  5. 新型コロナ 本当にデタラメなのか 河野太郎行革相が批判したNHKワクチン報道を検証した

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです