日本学術会議の会員候補6人が任命されなかった問題を巡り「人文社会系学協会連合連絡会」のメンバーが2日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見した。菅義偉首相に対して理由の説明や任命を求める英文の共同声明を発表し、「自由に物を言える社会を維持できるか、統制されるかの分水嶺(ぶんすいれい)だ」と訴えた。共同声明は哲学、文学、社会学など人文・社会科学系の12学会のホームページに載せるほか、賛同する研究者らが海外の学協会の関係者に送り賛同を呼びかけるとしている。
連絡会は任命拒否問題を受け、哲学や宗教学など人文社会系のさまざまな学協会が集まって発足。11月6日に発表した共同声明には、12月2日時点で国内310の学協会が賛同しているが、その後も政府は任命拒否を撤回せず具体的な理由も説明していない。学術会議が政府から独立した機関として、国際学術会議(ISC)=本部・パリ=や各国アカデミーと連携して活動していることを踏まえ、国際社会に支援を呼びかけるために共同…
この記事は有料記事です。
残り425文字(全文858文字)
毎時01分更新
◇食卓のメインのドーンと 「今が旬」と聞いて僕が真っ先に思…
吉川貴盛元農相(70)が、大臣在任中に現金500万円の賄賂…
韓国のソウル中央地裁が日本政府に元慰安婦らへの賠償を命じた…