第87回書壇院展(4~11日、東京・上野の東京都美術館)は、ベテラン書人の作を読み進めてみたい。
飯山素木さん「四十八年四十八年君もわれもつまにめぐまる……」=写真[1]=と、柳田純一さん「鶴齢となりて汗噴く噴かぬもよし……」=同[2]=は、思いを深く巡らせて言葉が選ばれていて、書き進める書人の心境が伝わってくる。
ほか、長井蒼之さん「春雪満空來……」▽小林畦水さん「六轡如絲」▽柳澤朱篁さん「両鬢入秋浦……」▽町田玄洞さん「粛々天気清……」▽水野澄篁さん「細草微風岸……」など中核書人が堂々たる書技を披露している。
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